私はこれまで、映像の世界で様々な番組やコマーシャル、視聴覚商品やプロモーション映像を作って来ました。特にテレビの世界では視聴率という過酷な第三者評価の中であらゆる試行錯誤を繰り返してきました。しかしある日、視聴率を簡単に稼ぐための安易なテクニックに不快感を抱き、真の視聴覚表現の力を学び直そうと、広告代理業の世界に移籍しました。そこで多くの上場企業やこれから店頭公開を向かえる企業のCIやIR、PR、CM、そしてグラフィックデザインからマーケティングという、テレビの世界とは全く違う意味の、過酷で非情な結果主義の世界で様々な経験をしました。テレビの世界で得たノウハウはことごとく失敗し、また通用する事もなく、来る日も来る日も試行錯誤しました。そして多くの失敗と成功の積み重ねによって、知識ではない実践できる生きた最強のブランディング戦略を構築するまでに至ったのです。 ブランディングは洗練されたデザインではファンを作れません。またファンを作り出すことがブランディングに課せられた仕事でもありません。企業がお客様のために「安定し」「成長し」「進化し」「価値を提供し続けられる」ための知恵と行動です。そのための「社員の意識改革」「経営者の視点強化」は最重要課題であると受け止めています。 私のブランディング手法は書店に並ぶブランディング専門書やマーケティングの専門書に書かれたものではありません。失敗と成功から得た生きたノウハウであり、したがって世の戦略と相反する手法が多いのが特徴です。

 

それはブランディングという領域をはるかに超えた、まさに経営プロジェクトと言っても過言ではありません。 ブランディングが成功する重要なキーは「人間力」です。ノウハウやデザインや企画や資金よりも「人間力」であると考えています。成功や達成、実現にどれだけ強い願望を持っているか、目的地(着地点)を明確に認識しているか、経営者の視点はどこを見ているか、それら意思を継続したいという思いの力があるか、これらが欠乏しているとどんな戦略であっても、どれだけの資金を投入しても着地点は遠いもので終わってしまいます。つまり、ブランディングは資金的に余裕のない弱小零細企業であっても「思いの力」が少しでもあれば、そこから一歩ずつ結果を引き出して行ける戦略なのです。 私は映像制作から始まりCI、VI、IR、PRと言った世界で消費者の潜在心理を長い間身体で学んで来ました。その学びで得たものを、今日、業種を超えて多くの皆さまにご提供させて頂いています。 それが私をこれまで育ててくれた人々と社会への恩返しであると強く受け止めています。

ブランディングプロデューサー 山咲 聖

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