店の売上が低迷し始めると、経営者は当然のようにチラシを配布したり、セールやイベントを開催したり、SNSで来店を呼びかけたりと、積極的に広報活動を進めます。
しかし、これが如何に危険な行為か、事業閉鎖のトリガーを引いてしまったかを多くの経営者は知りません。
広報活動でアンチファン(客)を作る理由、それは売り手と買い手の「欲求の不一致」が一つの原因でもあります。それを解決せぬまま次の策を講じてトライしてしまうからです。
売上低迷の原因は何ですか?店づくりですか?立地ですか?競合店の出現ですか?サービスですか?価格ですか?セール不足からですか?商品の質、量ですか?
答えはいろいろでしょう。
しかし、そもそもお客様の欲求と売る側の要求が不一致していたら何をやっても無駄骨に終わります。
では欲求とは?
例えば、新鮮な野菜をキャッチにオープンした八百屋さんが、実は電池を売っている!(あり得ませんが事実あります)。この状態に気づいたお客様と気づかぬ店主の姿を想像してみてください。気づかぬ店主は電池を更に追加仕入して再度チラシを織り込み配布します。この繰り返し行為が「二度と行かない」客を増やし「あそこは行かない方がいいよ」と言うアンチファンを作るのです。
もちろんお客様の欲求を知るにはペルソナ解析やマーケティングという方法もありますが、そもそも「何を売るか」ではなく「誰が売るか」、そして「なぜ売るか」にもしも気付いてオープンしていたら、こんな問題は起こりづらくなるのです。
こうた紐解きや多くの実例、解決策を講義や現場でお伝えしています。
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危険な落とし穴